毎年イチゴをランナーで株分けして栽培しています。
子供も喜ぶし、株分けすればコストも低く抑えられる。
ただ、毎年イチゴの病気が酷く、新規購入苗よりも圧倒的に収穫量が少ないのが現実です。(ハクビシン被害も酷いのですが…)
そこで、なんとか少しでも病気を抑えて収穫量をあげたい!
どんなに土づくりを頑張っても、イチゴの病気は減りません。なら、病気に強いイチゴを育ててみよう!
まずはインターネットで病気に強いイチゴを検索…
タキイネットさんのページでは『育てやすいセレクト』というセット苗で『おいCベリー』『カレンベリー』『もういっこ』の3品種が選ばれていました。
近くのホームセンターを3件ハシゴしましたが、どの品種も見つからず…
諦めて一つは甘味が強くて好みだった『蜜香』、もう一つは四季なりでもいいか、と思い『らくなりイチゴ』の苗を購入しました。

春にたくさん実って欲しいので、病気にかかりまくっていますが、我が家のとちおとめ&品種不明な仲間たちも一緒に植えようと苗を準備しました。
苗は病気だらけで元気がなかったですが、収穫量を少しでも増やすため頑張ってもらおうと思います!

毎年イチゴ栽培は虫と獣との戦い。アリ、ナメクジ、ハクビシン…
昨年は謎の黒い小さな足の長い虫にたくさんやられました。

春になったらイチゴの実を浮かせて、害獣用のネットを張るために、中央に高さを出す植え方にすることにしました。


タキイネットで購入したカレンベリーがなかなか届かず…
東北だから優先して送ってくれるとかないんだなぁ、と思いながら待っていました。
待っている間に病気だらけだった我が家のイチゴ苗たちも元気な様子になってきました。
私が見る限り蛇の目病かなぁ、と思っていたので、堆肥の入った場所に植え付けられて少し調子が良くなったのかもしれません。毎年炭疽病に苦しんでいますが…

このまま来年の春にたくさん実をつけてくれるといいのですが…
そして、今年の苗の状況から来年は株取りした後、あまり暑くない場所に置いて、液体肥料等をやりながら様子を見てみようと思いました。

10月20日には全ての苗を植え付けることができました。
本当は9月中に全て植えてしまいたかったのですが、インターネットでの購入苗の到着が遅かったので、仕方ありません。
ちなみにタキイネットで購入したカレンベリーですが、6株で3,120円(送料300円込み)でした。
カレンベリー1株当たり520円になります。


苗の丁寧な配送にびっくり!上部に穴が空いた箱に入っており、この箱の上には何も乗せられません。配送の方に申し訳ない…
苗を購入するたびに思いますが、たぶん収穫量から考えて、金額的にはプラスになっていないと感じています…
今後は節約と収量増加を考えた対策が必要です!
周辺を草だらけにしたまま、放置して11月下旬…


想像よりも大きく葉を広げて成長しています。元肥だけで足りるのかどうか心配でしたが、今更施肥しても遅いだろうと思い、何もしませんでした。
たこの後、寒さも厳しくなり、雪も降り始め…あたりは真っ白になりました。

雪に隠れてイチゴも春を待ちます。
3月になると、東北でも雪はすっかり溶けてなくなりました。
このタイミングで少しだけ市販の有機肥料をあげてみました。


マルチの隙間に手を入れて少しずつパラパラしました。
4月になると周りの雑草の勢いが強くなり、これはヤバいかもな〜と重い腰を上げて草取りをしてワラを敷いてみました。


ここからイチゴを宙に浮かせるために、使用しなくなった防虫ネットをかけて、穴を開けてイチゴの葉を上に出し…

少しずつ気温も上がり始めましたが、昨年より暖かくならず…
花がついても枯れてしまうものが多かったです。
比べてみると、とちおとめらしきものの成長は普通で、カレンベリーは成長が遅く、花も咲かず、サントリー品種のらくなりと蜜香は勢いよく成長していました。



実がつきはじめたので、カラスとハクビシンの対策用にネットをはりました。

らくたくさんの実がつくらくなりイチゴに比べて、あまり蜜香の実の数は少なく、カレンベリーも少なめでしたが、品種不明のイチゴ達はもっと実が少ないものが多かったです。

やはり病気にかかっていないイチゴの方がいいのかなと思いました。
その後、実が赤くなり始めました!
一番最初に収穫できたのは意外にもカレンベリーでしま。

実がなり始めるのが1番遅かったため、最後かと思っていたら最初に収穫できました。
とても綺麗な形をしており、甘みと酸味は控えめでしたが、硬さのある果実で、味に満足できました。
その後ハクビシンに食べられることもなく、多くの実が赤く色づき始めました。

子供達を収穫に誘いましたが、あまりにも手をかけて育てすぎたためか、誰も触ろうとしませんでした。
収穫したイチゴは毎日おいしく、全部たべてくれていました。

子供達のお気に入りは蜜香のようでした。
甘みと香りが強く、果肉がとても柔らかい品種でした。収穫量もそこそこありました。

蜜香の残念なのは実が小さいことと、非常に変形果が多かったこと、赤くなる前からいい香りがするので、ネットの隙間から数個カラスか何かのケモノに食べられた形跡がありました。アリにも好評でした笑
らくなりイチゴですが…甘み、酸味、香り、全てなかったです…観賞用だったかな??とラベルを見直したくなる感じでした。栽培方法に問題があったのかもしれません。※個人の感想です。
自分で収穫したもの、子供が収穫してその場で食べたものなど、全て個数を数えてみることにしました。
カレンベリー6株から30個
蜜香2株から56個
楽なりイチゴ2株から36個
よつぼし1株から5個
その他の品種11株から112個
22株全部で239個という結果に!!
庭のかなりの面積を使ってしまいましたが、納得のいく結果でした。
病気に強いと思い購入したカレンベリーでしたが、一株あたりの収穫量が少なく、今後主力にするかどうかは悩んでいます。
2025年は6月16日で収穫を終了し、ランナーを伸ばして苗取りに移行しました。
病気に強い品種はここからが実力のみせどころです!
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